見逃しがちな買い急ぎに潜むリスク

多くの新築マンションの分譲に際しては、入居予定の建物は工事中で、モデルルームや業者側が準備した完成予想図などが、契約に至るか否かの限られた判断材料となります。当然これらはより魅力的なイラストや、購入のメリットを謳う文言と情報で占められています。ここで忘れてはならないのが、購入する建物の完成直後の状態だけを「点」で捉えて判断するのではなく、この先数十年暮らし続ける、未来へのライフプランを「線」として捉えた吟味なのです。家族全員にとって最もやすらげる空間であり、生活の基盤となるマンションである以上、入居後の日常生活に不便や負担を感じる立地条件であれば、それはベストな物件とは言えません。販売業者側は購買意欲を刺激する意味でも、新駅の設置や商業施設の建設予定など、居住者にとってメリットが感じられる情報を優先的に提示する傾向がみられます。ですがそれらはあくまで予定であり、確定事項とは限りません。

正確な周辺地域情報の収集と確認を

古い木造住宅街を取り壊し、大規模な区画整理を経て、大規模な新築分譲マンションの街へと生まれ変わるも、以前からの商店街や商業施設が、その間に衰退あるいは撤退してしまうケースは珍しくありません。いざ入居してみれば、綺麗な未来都市の風景に対し、日常生活に必要な各施設が見当たらないとなれば、これは問題です。都心部や郊外を問わず、大規模な開発で生まれ変わった、あるいは造成された街の新築分譲マンション購入に際しては、現在から数年後、さらには十年後の周辺環境の見極めが重要です。建物が魅力的でお買い得感に満ちていることだけが、マンション購入時の最優先ポイントとは限りません。

小牧のマンションは、低層で小ぶりなマンションが多いことが特徴です。築年数は10年以上が主流で、リーズナブルな価格帯のマンションが揃っています。